仮性包茎の治療法のメリットを比較!手術と矯正器具どちらがいい?

日本人の男性の多くが仮性包茎と言われ、病気ではなく特別なことではないにもかかわらず、男性には仮性包茎に対して強い悩みを抱えて誰にも相談できずに悩んでいる人は少なくないと言われます。
男性の性はデリケートでとても繊細な悩みであることから、ペニスの見た目や早漏に関するコンプレックスを感じている人が多いようです。
悩みを根本的に解消するには、仮性包茎を治療するためにどのような方法があって、それぞれの持つメリットやデメリットなどに関して、まずは正しい知識を得ることが大切です。
本ページでは、仮性包茎の治療法などに関する情報をご紹介します。

仮性包茎の改善にはどんな治療法がある?

男性のペニスは勃起すると自然に亀頭部分が露出するのですが、人によっては包皮に包まれたままであまり亀頭が露出しなかったり、亀頭が完全に包皮に覆われたままの状態の人もいます。
包皮の量やペニスの長さは人それぞれで違うので、平常時や勃起したときの亀頭部分の露出の仕方も人によって異なるのですが、手で皮をむくと亀頭を完全に露出させることができる状態なのが仮性包茎とよばれるものです。
医学的には病気には当たらず、性生活を含む日常生活に特に問題がなければあえて治療する必要はないともいわれているのですが、人によってはペニスの見た目にコンプレックスを抱えていたり、不潔になりやすくにおいが気になる、普段包皮に包まれた亀頭部分が露出すると過敏になり、早漏で悩んでいるという人は少なくありません。
コンプレックスに悩んでいる人にとってはなかなか人には相談できないデリケートな問題ですが、悩みを抱えているなら何かしらの治療を選択することができます。
代表的で最も確実な治療法は、手術を受けることです。
また、手術に抵抗がある人には矯正器具を使った治療法もあります。
仮性包茎の悩みを解消するためのこれらの治療法には、それぞれにメリットもデメリットもあります。

手術を受ける前に知っておきたいこと

仮性包茎の悩みを解消するための、最も確実な治療方法が手術を受けることです。
基本的にはペニスを覆っている余分な包皮を切除するのがその治療内容です。
手術の術式は医療機関によって異なりますが、例えば亀頭の下の部分で皮を切除して縫合する方法の場合、傷跡がしわの中に隠れて目立たない点がメリットで、手術後の見た目が最も美しい手術方法と言われています。
また、包皮を切除するにあたってそのラインを亀頭のカリ部分で隠すことに加え、術後にセックスの際に性感を得るのに欠かせない裏スジを残すようにするなどの方法があります。
この方法の場合術後は自然な仕上がりになるうえ、性生活で性感を得ることが維持できるという点がメリットです。
ただし、18歳未満の年齢では体がまだ成長過程であることから手術を受けるのには適しません。
成長とともに、仮性包茎が自然に治ることも考えられるので様子を見るのがおすすめです。
そして、局所麻酔の上手術が行われるので、術中に痛みを感じることはほとんどありませんが、術後には多少の痛みを感じることが考えられ、普段通りの生活に戻るまでには様々な注意事項が発生するので、医師の説明を受けると同時に自信でも十分に注意が必要になります。

仮性包茎は自分で矯正することができる?

仮性包茎に悩んでいて治療をしたいけれど、手術にはちょっと抵抗があるという人は、矯正器具を使った方法もあります。
この矯正方法は日常的に亀頭を露出させることにより、包皮に剥ける癖付けをすることで仮性包茎の改善を図ろうというものです。
矯正器具には余分な皮をペニスの根元に集めた状態でリング状のものを装着するタイプや、下着と矯正具とが一体になったタイプ、包皮をペニスの根元部分に集めた状態で接着して亀頭を露出させるタイプなどの種類があります。
リングタイプでは伸縮性がない素材の場合、勃起時にはペニスが締め付けられることもあるため注意が必要です。
接着剤タイプの場合は包皮に直接塗ることになり、患部に炎症を起こす可能性があるのでやはり気を付けなければなりません。
ただし形や包皮の状態、ペニスのサイズなどは個人差があって一人一人違うので、こうした矯正方法での効果にも個人差が出やすいと言われています。
また、矯正器具の中には安全性に疑問を感じるようなものもあり、確実に仮性包茎の治療ができるわけではないので、安易に矯正器具を使用して自分で治療をするのは出来れば避けたほうがいいという意見もあります。

まとめ

ひとくちに仮性包茎と言っても、その程度や包皮の状態などは人によって違います。
自分が仮性包茎だということに悩みを抱えているのは確かだけれど、手術を受けるのは怖いし抵抗があるという人には矯正器具を使った治療方法もあります。
いくら病気ではないとはいえ、仮性包茎が本人にとって大きな悩みやコンプレックスになっているなら、治療を試みるのはけして悪いことではありません。
けれども、安心して安全な方法で仮性包茎の治療を受けたいと考えるなら、まずは豊富な症例を持つ経験豊かな専門医に相談してみることから始めるのがおすすめです。